セルフケアの大切さ

トレーナーとして「痛みを取る」は当たり前に獲得していなければならないスキルで、そんなことより
「このチームから故障者を1年間1人も出さなかった」
という事の方が本来評価されなければいけない価値です。
僕はその部分をとても得意として選手達にも実感していただいているのですが、実際の効果は統計でしか計れないものでもあるのでモヤっとする事もあります。

しかしセルフケアはとても重要で、正しい方法を知っていると身体がとても動きやすくなります。これはイコール「怪我のリスクが減る」ことでもあります。平塚スポーツケアセンターのFacebookではTrigger Point Performance Therapy(トリガーポイントパフォーマンスセラピー)のボールやグリッドを使用したセルフケア方法などもたくさん紹介しています。ぜひ御覧ください。

セルフケアの中でもこれさえやっておけばかなりの確率で故障を防ぐ事ができるというテクニックもあります。例えば今回紹介する足部のモビリ。中速骨の疲労骨折や最近サッカーで多いジョーンズ骨折など、シューズを履く事で自由度を失う足部もこれをやることで適度な”たわみ”を生み、局所にかかる負荷を分散できるようになります。そしてその効果は片足だけケアをして立った瞬間にかわります。設置感、バランス、方向転換など全ての感覚が良くなっている事がわかると思います。競泳でもキックの感覚が変わるでしょう。
これはトレーナーが選手に施術しても良いですが、是非ともセルフケアとして選手自身がマスターして、日々のトレーニングのシューズやスパイクを履く前の10分を使ってやって欲しい。ケガをしてからでは遅いです。既にヨーロッパでは自粛中十分なトレーニングが出来ておらず競技再開後の怪我が増えているという報告もあります。自分の身を守るためにセルフケアの重要さを理解してぜひ習慣にしてください。

投稿者プロフィール

石井 隆行
株式会社アスリートネット湘南 代表取締役
「平塚スポーツケアセンター」「海老名トレーニングスタジオANS」「高地トレーニング専門スタジオKoach」マグネシウムスポーツローションの「パフォーマンスドクター」他多数展開


1969年静岡県伊東市生まれ
静岡大学教育学部卒業
呉竹鍼灸専門学校卒業
  
針師・灸師・あん摩マッサージ指圧師、NSCA CSCS、小学校教員免許状、中学校保健体育教員免許状、加圧トレーニング特定資格者・加圧トレーニングスペシャリスト、ライフキネティックパーソナルトレーナー、スキンストレッチセミナーメイン講師、ほか・・・

静岡大学在籍時、「資格」も「技術」も「コネ」もない状態にもかかわらず
「オリンピックに選手を連れていく!」と豪語。
当時珍しい学生トレーナーの先駆者となるが、医療国家資格を持たない者が、選手の身体を触るのがご法度であった当時、テーピングを巻くどころかパートナーストレッチをする程度でも「あいつは資格を持っているのか?」と陰口をたたかれ、資格を取る事を決意。大学卒業後、鍼灸マッサージの専門学校へ通う。
専門学校在学中に、スポーツ界では「応急処置や緊急時に資格なんていってられないだろ」という風潮が高まり、そこから済し崩し的に、卒業時には「誰でも」選手の身体を触ってもよい様な状況になっていた。
そんな状況に嫌気をさしつつも、自身の大学時代に専攻していたバイオメカニクスと手技療法を組み合わせた独自の手法が評判を呼び、「本当に信頼できる身体のスペシャリスト」と多くのアスリートから信頼を獲得、1996年のアトランタ五輪より5大会連続でクライアントのオリンピック出場に貢献する。

現在「株式会社アスリートネット湘南」での活動を生業としつつ、
大学時代に描いたその夢を叶えながら、更に大幅修正を加え、現在に至る。

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